中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

参院選

次の日曜日は選挙です。

受験生的には、この機会を使って意識させるようにしたいものです。

お時間があれば一緒に投票に行くのもいいと思います。

 

特に6年生は時事問題として出る可能性が非常に高いでしょう。

 

「昨年にあった選挙について

 以下の選択肢のうちから正しいものを選べ」

 

ア 消費税10%の是非を問うため、衆議院が解散された

イ 定数が242になってから初めての参議院選挙である

ウ 選挙区の合区が行われたことにより、

  以前と比べれば一票の格差は縮小しつつあるといえる

エ 比例代表では非拘束名簿式が導入されており、

  政党があらかじめ候補者の順位を決めておくことは一切できない

  

 

 

 

 

どうでしょう。

 

ア そもそも衆院選ではないので違いますね

 

イ 242まで減らした定数ですが今回から増加しました

  「〇〇年以降、参議院の定数は減り続けている」といった

   誤りの選択肢を作ることもできそうです。

 

ウ 正解です。少し前の時事問題ですが、わりと基本的な内容です。

 

エ 「一切」というのが曲者です。

  国語の記号問題でこうしたキーワードが出てきたら、

  言い過ぎではないかと怪しむべきですが、社会でも同じことは言えます。

 

今回から比例代表特定枠という制度が導入され、

そこに限っては政党が順位をつけることができます。

 

なぜこんな制度が導入されたのかと言えば・・・

 

ということで経緯を書こうと思いましたが、

万一、公職選挙法違反になると困るので今はやめておくことにしました。

 

ここまでは記述でもおそらく聞かれないと思いますが。

(「特定枠制度が導入された理由はなぜですか」など。)

 

もちろん、レベルにもよりますから、

この問題よりもっと基本中の基本、

 

・解散があるかないか、

・被選挙権の年齢

・任期

 

などを話題にし、その際本人に質問して、

正しい答えを言えたら褒めてあげるといいと思います。

楽しくないとクイズになりませんので、

接待と思って気持ちよくさせてあげてください(笑)

 

さらに、

衆議院が解散された場合の手続き(日数も)

・国会の種類(通常国会臨時国会、特別国会、緊急集会)

衆議院の優越の内容

・委員会と公聴会

両院協議会

 

なども質問してあげられるとより良いと思います。

親はテキストを見ながらでも構いませんので。

 

社会はこうしたことの積み重ねが

純粋な記憶喚起としても、体験記憶としても結構ものを言います。

 

社会の中で公民は子供にとってなじみにくい単元なので、

機会を逃さずインプットを助けてあげてください。