次の日曜日は選挙です。
受験生的には、この機会を使って意識させるようにしたいものです。
お時間があれば一緒に投票に行くのもいいと思います。
特に6年生は時事問題として出る可能性が非常に高いでしょう。
「昨年にあった選挙について
以下の選択肢のうちから正しいものを選べ」
ア 消費税10%の是非を問うため、衆議院が解散された
イ 定数が242になってから初めての参議院選挙である
ウ 選挙区の合区が行われたことにより、
以前と比べれば一票の格差は縮小しつつあるといえる
エ 比例代表では非拘束名簿式が導入されており、
政党があらかじめ候補者の順位を決めておくことは一切できない
どうでしょう。
ア そもそも衆院選ではないので違いますね
イ 242まで減らした定数ですが今回から増加しました
「〇〇年以降、参議院の定数は減り続けている」といった
誤りの選択肢を作ることもできそうです。
ウ 正解です。少し前の時事問題ですが、わりと基本的な内容です。
エ 「一切」というのが曲者です。
国語の記号問題でこうしたキーワードが出てきたら、
言い過ぎではないかと怪しむべきですが、社会でも同じことは言えます。
今回から比例代表で特定枠という制度が導入され、
そこに限っては政党が順位をつけることができます。
なぜこんな制度が導入されたのかと言えば・・・
ということで経緯を書こうと思いましたが、
万一、公職選挙法違反になると困るので今はやめておくことにしました。
ここまでは記述でもおそらく聞かれないと思いますが。
(「特定枠制度が導入された理由はなぜですか」など。)
もちろん、レベルにもよりますから、
この問題よりもっと基本中の基本、
・解散があるかないか、
・被選挙権の年齢
・任期
などを話題にし、その際本人に質問して、
正しい答えを言えたら褒めてあげるといいと思います。
楽しくないとクイズになりませんので、
接待と思って気持ちよくさせてあげてください(笑)
さらに、
・衆議院が解散された場合の手続き(日数も)
・衆議院の優越の内容
・委員会と公聴会
なども質問してあげられるとより良いと思います。
親はテキストを見ながらでも構いませんので。
社会はこうしたことの積み重ねが
純粋な記憶喚起としても、体験記憶としても結構ものを言います。
社会の中で公民は子供にとってなじみにくい単元なので、
機会を逃さずインプットを助けてあげてください。