中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

弱点補強はちゃんとできているのか

そろそろ夏期講習も佳境に入ってきた頃かと思います。

 

6年生になると結構長い時間拘束される塾も多く、

個人的には昔かなり辛かった記憶があります。

体力的にも大変なのでそれに加えて

どの程度学習できるかという問題は出てくると思います。

 

以前の記事でも書きましたが、

夏期講習では全ての問題を解説している時間はありません。

テキストには載っているが演習で取り上げられず、解き方がわからない問題。

演習で取り上げられ、解けなかったが、

クラスの正答率が高いので解説されなかった問題。

当然こうしたものが出てきます。

 

ですので夏期講習に行った後その単元を放置していると、

意外に弱点が改善できていない可能性が大いにあります。

 

実際、家庭教師で夏休みに算数を教える際、

夏期講習で扱ったばかりの単元にも関わらず、

解き方が分からない問題が何問も出てくることがしばしばです。

 

人によっては小学校の範囲から曖昧になっていることもあります。

例えば、三角定規の性質、概数の範囲、

最小公倍数(長方形を何枚組み合わせれば正方形を作れるか)など。

まさかそんなはずはないと見過ごされがちな部分だと思いますので、

誤答の原因分析でしっかり見逃さないようにしたいです。 

 

こうした基礎の弱点は洗い出して夏休みのうちに

できる限り潰しておかなければなりません。

 

講習を受けても残ってしまう部分の復習を本人のみに任せるか、

親が見てあげるか、個別か、家庭教師か。

 

まず、穴はあるのに講習を受けっぱなし、という場合は非常にまずいです。

復習の時間が取れないのであれば

なおのこと講習の効率性について考えたほうがいいかもしれません。

 

次に、もし自分でどんどん解説を見て理解していけるのであれば

本人任せで十分でしょう。

 

ただし、大手塾のテキストは分冊になっており

単元の復習がし辛いこともしばしばです。

応用自在など辞書的な参考書を一冊手元に置いておくのもいいかもしれません。

 

一方、一問潰すのに時間がかかったり、

解説を見ても手が止まったりしているようなら要注意で、

他者の力を借りる必要性が高いでしょう。

親が忙しかったり教えると喧嘩になるようなら、

夏休みだけでも家庭教師の利用は有力かと思います。