中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

沖縄慰霊の日

今日、6月23日沖縄慰霊の日です。

 

沖縄で組織的戦闘が終わった日ということで、

慰霊の式典なども行われます。

 

受験知識でもありますが、

日本人なら知っておきたい日とも言えますね。

(去年も書いたかもしれません)

 

1945年4月1日、沖縄中西部に上陸したアメリカ軍に対し、

日本軍は首里那覇)を司令部として抵抗し、

20万人が命を落とす、凄まじい激戦となりました。

 

5月末、日本軍は本部のあった首里を放棄して南部に逃れ、

抵抗が続きました。

 

この抵抗も約1か月持ちこたえ、

アメリカ軍の被害も大きかったため、

本土上陸を諦めたと言われています。

 

しかし、沖縄本島南部を戦場にしてしまったことで、

南部に逃れていた民間人に多数の死者が出たこと、

(民間人は南部の戦闘で6割亡くなったともいわれます。

また、「ひめゆり学徒隊」の犠牲のほとんども南部です。)

結果的に原爆投下につながったことも否めません。

 

 

戦後、沖縄はアメリカに占領され、

1972年5月15日に本土に復帰します。

佐藤栄作首相の在任時)

 

年号は必須、余裕がある人は日付も覚えるといいですね。

 

 

時々出る知識としては、

同じく占領されていた小笠原諸島1968年に返還されています。

 

また、

 

選択肢の内容になる程度で

直接答えさせられることはまずありませんが、

鹿児島県のトカラ列島奄美群島

(北緯30度以南、屋久島のやや南から先)

も占領されています。

 

ちなみにこちらは1952年に本土復帰しています。

 

 

以下、余談

 

沖縄戦の最中、日本軍は徹底した持久戦を取る方針だったのですが、

軍部からの圧力に耐えきれなかった序盤に大攻勢に出ています。

 

その結果、弾薬を浪費し、戦死者も多数の大惨敗となり、

降伏がだいぶ早まる原因となりました。

 

この攻勢がなければ日本はどうなっていたのか。

 

もし沖縄が落ちなくても、結局ソ連は参戦し、

原爆は落とされてしまったのかもしれませんが・・・