日本に書物という形で漢字が入ってきたのは5世紀と言われています。
よって、それまでの日本については
(遺跡などの現物はありますが)
中国の書物を参考にするしかありません。
中学入試~高校入試まで、覚えておきたい4つの史料の整理です。
1.漢書地理志
紀元前1世紀
「東には倭という国があり、100余りの小国に分かれている」
1世紀
「57年、倭国の中にある奴国から使者が来たので金印を授けた」
とにかく金印が頻出。漢委(倭)奴国王、福岡県の志賀島。
3.魏志倭人伝
3世紀
「倭国では争いが続き国が乱れたので女を王とし、30余りの国を従えている」
「親魏倭王の称号を与えた」
5世紀
「(倭の五王の一人である)倭王武というものが使者を送ってきた。」
武=ワカタケル大王=雄略天皇と言われており、
埼玉県の稲荷山古墳→鉄剣(両側に刃がついている)
熊本県の江田船山古墳→鉄刀(片側に刃がついている)
が出土しています。
日宋貿易の宋とは違う国なので注意。