中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

社会(歴史)

日本に書物という形で漢字が入ってきたのは5世紀と言われています。

 

よって、それまでの日本については

(遺跡などの現物はありますが)

中国の書物を参考にするしかありません。

 

中学入試~高校入試まで、覚えておきたい4つの史料の整理です。

 

1.漢書地理志

紀元前1世紀

 

「東には倭という国があり、100余りの小国に分かれている」

 

2.後漢書東夷伝

1世紀

57年倭国の中にある奴国から使者が来たので金印を授けた」

 

後漢」なので「漢書」よりは後だとすぐ覚えられる、はず。

とにかく金印が頻出。漢委(倭)奴国王、福岡県の志賀島

 

3.魏志倭人伝

3世紀

倭国では争いが続き国が乱れたので女を王とし、30余りの国を従えている」

親魏倭王の称号を与えた」

 

三国志の一つ、の歴史書

邪馬台国卑弥呼について書かれています。頻出。

 

4.宋書倭国

5世紀

「(倭の五王の一人である)倭王というものが使者を送ってきた。」

 

武=ワカタケル大王雄略天皇と言われており、

 

埼玉県の稲荷山古墳鉄剣(両側に刃がついている)

熊本県の江田船山古墳→鉄刀(片側に刃がついている)

 

が出土しています。

 

日宋貿易の宋とは違う国なので注意。