中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

社会(公民)

ある選挙について、ふさわしい投票用紙を選ばせる問題。

あるいは、その逆の問題。

 

それなりに出題されるので、放置は許されないと言えるでしょう。

 

重要なポイントは

 

1.記載欄は候補者名か政党名か

 

選挙区→候補者名

比例代表→政党名

 

の違いをちゃんと理解していれば大丈夫。

そうでなければその区別もつきません。

 

2.どっちも書いてあるんだけど

 

参院選比例代表は政党名のみならず、

候補者名を書くこともできます。

 

まとめると

 

記載欄が候補者名のみ衆院・選挙区か参院・選挙区

 

同 政党名のみ衆院・比例

 

同 両方参院・比例

 

3.では、候補者名のみだったらどうやって判断するのか

 

この情報だけでは、衆参いずれかを判断することはできません。

よって、通常は投票用紙の記載から

何回目の選挙なのか」が分かっていると思います。

 

(例えば前回衆院選であれば「第48回」)

 

ここで、参議院は戦後にできたということを思い出してほしいです。

加えて、参院は解散がないため必ず3年ごとに選挙を行っています。

 

よって、仮に1945年から選挙があったとしても、

2020年現在、まだ75年しかたっていませんので、

参院選は25回程度しか行われていないということがわかります。

 

一方、衆議院は明治からあったため、

もっとたくさん選挙をしている可能性が高いです。

 

もちろん「任期は4年ながら解散がある」

(ので、単に4で割るよりもう少し多く選挙をしているはず)

という点も考慮できればさらに良いです。

 

※参考

最高裁国民審査衆院選

 (辞めさせたい裁判官の名前の上に×をつける方式

 罷免された裁判官はこれまでいない)

衆院解散特別国会 ◎

衆院任期満了→臨時国会(一度しかない)