中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

志望校判定サピックスオープン 国語の復習ポイント

 

ご存じの方も多いでしょうが、

この模試の国語についてどう考えたらいいのかという雑記です。

 

現・元中学受験生の保護者の方などが書かれている

ネット上の記事の多くは、成績上位のケース(しかもかなり上位)が多いので、

そうではない視点をメインにしています。

 

(このブログの学習アドバイス的な記事は、

 基本的にそういう傾向のつもりです)

 

普段やるべきことを書き出すときりがありませんので、

この記事では復習という観点から書いています。

 

なお、普段のテストから実践してくれればいいのですが、

このテストは形式が極端に分かれていますので、

意識して実践しやすいのではないか、ということで取り上げています。

 

◎テストの概要

 各科目それぞれ、A問題(客観・基本)とB問題(思考・記述)の

 2つのテストを受けなければなりません。

 

 とにかくA問題の復習が重要かと思います。

 B問題は必要に応じて重視すればいいですし、

 志望校によって必要な人でも、まずはA問題の復習です。

 

1.国語A問題について

 

知識と記号問題中心ですので、知識がボロボロではないか、

根拠を持って記号を選んでいるのかどうか、

これだけ特化したテストであるこの機会を生かし、

しっかりチェックしましょう。

 

まず、知識が全然ダメな方は要注意です。

努力量が結果に現れますので、反省して取り組む時間を増やしましょう。

 

記号については、正答率が低い(30%未満など)問題はひとまず除外します。

残りの問題についてはとりあえず

「最後に迷った二択」がどの程度正解しているのかを

確認していくといいでしょう。

 

だいたいの人は、

まず「これは絶対違う」と判断した選択肢を除外し、

「残り二つのうち、なんとなくこれが答えかな」

という解き方をしています。

 

しかし、出題者はその過程で差がついて欲しいと考えていますので、

しっかり検討しないと正答しにくいように選択肢を作っています。

 

その最後の2択の正答率があまりよくない場合、

記号についてまともな検討を行っていない可能性があります。

 

まともな検討、というのは細かく言えばいろいろありますが、

基本は本文を見ることです。

 

「え、そんなの当たり前でしょ」という気もしますが、

 

現実には、紙をめくって本文に戻るのが面倒なため、

問題が印刷されているページだけを見て解いている人は非常に多いです。

 

それではダメだということだけでもわからせるために、

2択で選んだほうの根拠を聞いていきます。

 

※記号問題について「解き直せばできるのに」という

言い方がなされることがあります。

 

塾などによって、

「文章が全然わかっていないわけじゃないのに」

「力がないわけではないのに」

という擁護的な意味で用いられることが多いのですが、

これにはあまり意味がありません。

 

単純に「2択で選んだほうが間違っていたので、正解はもう片方だ」

という思考をしただけです。

 

本文から根拠を探し出し、本文全体の趣旨や、

細かい言い回しの正確性を検討して正解できるように、

まず意識付けをし、その後、少しずつ練習しなければなりません。

 

※「最初に除外した選択肢が実は正解だった」

ということが多い人は別の原因も大きいです。

(文章自体が理解できていないことが多い)

 

2.国語B問題について

 

B問題をしっかり復習したほうがいいかは志望校によります。

 

記述の比率が少ない学校を志望している人は、

Aの復習で手一杯の場合、

優先順位を下げたり、最悪手がつかなくても構いません。

 

復習するとしたら、

   

・問題文の要旨をある程度は理解できたか

・問題文をそこまで時間をかけずに読み終えることができたか

・正答率が比較的高い問題で部分点を取れたか

 

を意識して復習しましょう。

 

問題形式にかかわらず要旨の把握は重要ですし、

読むのが遅ければ時間不足になることがあります。

記述はあまり出ないのですから、

その1問で大きな差がつかなければいいです。

 

より適切な気持ち言葉はなかったのか、

これは拾えた要素だったな、といった部分をチェックし、

本文をほぼ写すだけなど、

十分書ける余地はあったのに答案に入れられなかった場合は、

なぜ拾えなかったのか、

どうしたら入れることができたのかを考えてみましょう。

 

記述の比率が高い学校を志望している場合は、

 

上記の点に加えて

 

・正答率が高い問題では最低限の点だけではだめで、

 平均点以上取れなかったのはなぜか

 

・正答率が低い問題でも最低限の点を拾えたか

 

といったあたりを意識して復習しましょう。

 

以上、A問題の記号についてもそうでしたが、

自分で考える内容が多いですね。

 

国語が苦手な人にはなかなか辛いところですが、

その積み重ねが実力に繋がると思います。

 

※注意点

以前の記事でも書いていますが、

解答例は入れるべき要素の参考にすればいいものです。

 

決して「解答をノートに書き写して終了」

という無意味な作業で終わらせないようにしましょう。

 

 

1994 麻布中 国語

禾呈 王韋(チョン・ウェイ) 「白い貝がら」 中 由美子訳

 

もうかなり前になるので、出題文を調べるのに本当に苦労しました。 

 

中国児童文学からの出題のようで、

少し調べた限りでは現状入手は難しいのかもしれません。

 

以下あらすじ

 

 

海辺で休みを過ごす3人組。

休みの間、療養にやってきていたチュおじさんと、

とても素晴らしい日々を過ごすことができた。

 

ところがおじさんは明日ここを発ってしまうらしい。

3人組はお別れを言いにおじさんのいる療養所へ向かう。

 

主人公は、素晴らしい日々を過ごした海辺で拾い、

大切にしていた白い貝がらをおじさんにプレゼントするつもりでいる。

 

ところが・・・

 

おじさんは3人組との面会の約束を平気ですっぽかした挙句、

「やむを得ない用事があった」と言い訳をする。

 

おじさんが約束をすっぽかしていながら焦る様子もなく、

平然と宴会をしている様子を、すでにその目で見ていた3人組。

 

特別だと思っていたおじさんも、

大多数の、汚い大人の一人だったのか、と深く失望する。

 

そんな失意の帰り道、

主人公は白い貝がらを取り出して、眺め、そして海に投げる。

 

この清らかな貝がらには

ほんの少しでも汚れたところがあってはならないのだ、と。

 

おわり

 

 

ちょっとあらすじを長く書きすぎかもしれませんが、

この作品には思い入れが強く、少し見た限りでは入手困難なので

ご容赦いただければと思います・・・

 

この問題は自分が入試で解いた問題でして、

ほかの科目はあまり覚えていませんが、

会心の出来だったのでよく覚えています。

 

問題を解くのが楽しくて仕方なく、

次はこういう内容を聞いてくるのではないか、

という予想までだいたい当たっていたように思います。

 

こんなことは滅多にありませんので、

相性がいい文章だったのはとても幸運でした。

 

 

さて、たしか最後のほうの設問に

「なぜ貝がらを海に投げたのか」

というものがあったと思います。

 

「汚い大人の世界の一員だったおじさんに失望したから」

というようなことは書けたはずですが、

 

「そういう汚い世界を知ってしまった自分にも、

 もうこの白くて清らかな貝がらはふさわしくない」

 

という内容も書けたかは自信がありません。

 

とてもいい文章だと思います。

 

 

この年の他の科目についてはあまり覚えていませんが、

 

・算数に部屋番号の問題があったこと

・理科で低レベルな間違いをして親に馬鹿にされたこと

・昼食後の社会の試験中にお腹が痛くなり、

 思い切って手を挙げてトイレに行ったこと

 

は覚えています。

 

後日、

四谷大塚の学校別講座テキスト(過去問)のタイトル

を載せているブログをたまたま見たところ、

社会は車をテーマにした問題だったみたいです。

 

そう言われればそうだったような気もしますね・・・。

 

自分の経験で少しでもお役に立つことがあるとすれば、

もしテスト中にトイレに行きたくなっても焦らないことでしょうか。

 

他の予期しないトラブルでもそうですが、何とか大きな失点を避けられれば、

十分受かるチャンスはあります。

世界の首都シリーズ

カリブ海諸国でも南米大陸に近い

トリニダード・トバゴの首都は

 

ポート・オブ・スペイン

 

え?「スペインの港」ってこと?

もちろん、かつてスペインの植民地だったからなのですが、

悪い印象はないということなんですかね。

 

といったことから面白い首都名だなと思っていましたが、

 

ベネズエラに近いので石油が出る、

ベネズエラ産油国

というのは今回初めて知って納得。