3月1日付の日経新聞朝刊をご覧になった方もいると思いますが、
世界各国の「最安電源」※を調べた分析が載っていました。
アメリカ:風力 36ドル
中国:太陽光 33ドル (中国が太陽光パネル設置で世界一、
というのは中学入試にも出題される)
イギリス:風力 42ドル
日本:石炭火力 74ドル
(太陽光124ドル、風力113ドル)
※発電所を新設し、1000キロワット時の電気を作る場合、
どの発電方法が一番安いか
世界の太陽光発電コストはこの10年で8割安くなり、
陸上風力は4割安くなった。
日本は送電網の条件が非常に悪いのが大きなネック。
(電力会社の都合で一方的に使わせてもらえないことがあり、
その場合の補償もないなど)
そんな中、石炭火力をいまだに新設し、
原発もまだまだ使っていこう、という現状では
「化石国」という呼称が定着しているのも仕方がないかなと思いました。
洋上風力は日本の期待分野とされていますが、
その取り組みも、同じ島国のイギリスと比べてかなり遅れているようです。
(入試的には、日本の発電割合の円グラフを判別することが必要。
石油は原料が高いため予備的で、ほとんどないところがポイント)