上記は2018年までの温室効果ガスの内訳についてのグラフです。
世界平均よりも高いようです。
これは日本では牧畜がさほど盛んではない
ということなどもあるのでしょう。
それから、産業別割合も載っています。
これについては、
先日の日本経済新聞一面に2019年版の円グラフ
(ただし%の数値はない)が載っていました。
(記事の内容は
「三井不動産が商業ビルで再生エネを増やしていく」というもの。
予想通りというべきか、海外と比べ遅れている様子)
そちらの元データを見たところ、
工場が37.4%、運輸20%、事業所等18.8%、家庭15.5%
となっているようです。
割合としては上記2018年とあまり変化はないのでしょうね。
ところで、
こうした統計やグラフは入試でも出題されることがあります。
その際のポイントは
・単位に注意
統計は単位が十万人とか、千万トンとか、色々です。
農産物に限っても、個々の重さや、供給量から単位が全然違ったりします。
作問者としてはひっかける選択肢を非常に作りやすいので意識しましょう。
・始まりの数字に注意
今回のグラフもそうでしたが、始まりが0ではないので、
一見すると二酸化炭素が90%には見えません。
とてもひっかかりやすいので注意しましょう。
理科や算数でもちょくちょくありますね。
・計算は効率よく、適当に
社会では、細かい数字を要求されることはあまりありません。
例外として、人口密度などでは「小数第一位まで出せ」
と言われることなども一応ありますが、珍しいでしょう。
むしろ意識すべきことは、
「やらなくていい計算をできるだけ減らし、
効率よく問題処理できるか」です。
計算はできるだけざくっと、ざっと順位がつく程度で構いません。
123456×0.3であれば上2桁くらいやればあとはやらなくていいです。
(123456×0.3≒36000)
それで際どい場合のみ、ひっ算をしましょう。
特に、4つの選択肢について全て統計の検討が必要な問題であった場合、
時間を節約していくことが要になります。