中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

テスト慣れのメリット?

以前見た過去問より。(要旨)

 

北海道の面積は日本の約(あ)を占めている。

(あ)に当てはまるものを以下から選びなさい。

 

ア 2分の1 イ 3分の1 ウ 4分の1 エ 5分の1

 

 

うーん、どれが正解なんだろうと思ってしまいました。

 

 

令和4年7月1日付の面積(国土地理院)で、

 

日本の面積:37万7973㎢

北海道の面積:8万3423㎢ 

 

で、占める割合は22.07%

 

4分の1と5分の1の中間は22.5%なので、

確かに5分の1の方が近い。

 

でもこんな僅差の数字など、聞く意味がほぼないような・・・

なんでこんな問題出したのだろう。

 

参考サイト(さすがに細かい!)

全国都道府県市区町村別面積調 | 国土地理院

 

都道府県面積

(全国上位の都道府県など)

 

一応、もし出題者が北海道の面積を北方領土を除いて想定していた場合、

78000㎢くらいになるので正解は明確に5分の1となる。

 

ただ除かれているか否かの判断材料は特にないし、

そもそもこれもあまり聞く意味はなさそう。

 

うーん。

 

こういうことはそこそこありますが、

本当にひどい場合だと、そもそもの統計資料自体が間違っていたり。

(※「日本の輸出品の割合」という資料で、第1位が石油!)

 

テストに慣れているとこういった、

「どういう根拠で解いていいのか悩む問題(悪問)」

「明らかな出題ミス」

 

にも、ある程度は動揺を抑えることができるかなとは思います。

そもそもこういう出題自体がない、というのが一番なのですが・・・