中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

社会(公民)

参議院について。

 

任期:6年3年ごとに改選

被選挙権:30歳

解散:なし

 

といった基本的な事項は完璧にしましょう。

どの学校を受ける人でも必須です。

 

以下は応用です。

基本的に、下に行くほど難しくなります。

 

・現在の定数は245(選挙区147、比例代表98)

 

・次回の選挙で定数は248に(選挙区148、比例代表100)

 

・選挙区は都道府県単位小選挙区でない点に注意)

 

比例代表非拘束名簿式を採用

(政党だけでなく候補者の名前を書けるのが衆院選との違い。

 書かれた名前の多い候補者から当選)

 

・2019選挙から比例代表特定枠を導入

(上記、書かれた名前の順に当選、

 というルールの枠外で優先して当選

 

れいわ新撰組が重度障がい者を擁立。当選して話題に。

 

この特定枠は使っても使わなくてもよい

 

※特定枠導入の背景

 

近年、一票の格差を理由として、

鳥取・島根選挙区、徳島・高知選挙区は合区されたため

 

それまで当選できた議員(ほぼ自民党)が4名落選してしまうことになる。

 

この議員の救済のため、自民党公職選挙法を改正し、

上記落選議員を優先して当選させる「特定枠」制度を導入。

 

参議院の定数が増えるのは実質的に初めて

(これまでは、沖縄復帰による定数増のみ)

 

議員一人あたり1億円以上かかるといわれている中、

近年の定数削減の流れとは完全に逆行していますね。

 

公民を得意にするポイントは、

世の中の動きと結びつけることだと思います。