元武士や、大井川の川越人足などが開墾した場所を以下から選べ。
ア 三本木原 イ 八郎潟 ウ 牧之原 エ 笠野原
A:ウ
そういう経緯で開発された土地ということは知りませんでしたが、
問題としては非常に簡単ですね。
大井川が何県を流れているのかわかっていればできます。
この問題で言いたいことは、
・社会の問題でよくわからない選択肢が出てきても、
動揺したり、「知らないからこれを選ぼう」とやらないこと
見たこともない内容の選択肢は、
肢が作り切れないために無理やり追加された可能性も高いです。
「え、そんな内容知らないな、もしかしたらこれが答えなのかな」
と思ってしまう気持ちもわかりますが、
一応勉強してきたのだから、
「全く見たことがないものは答えではないだろう」と割り切って、
悩まずにすぐ検討から外し、
多少は馴染みのあるものを選んだ方が正解は近いかな、と思います。
もし難問で、そうした細かい知識が正解だった場合、
他の人もできないのでその問題で差はつきません。
また、もし勉強不足で基礎的な内容が完全に抜けてしまっていた場合、
後で反省すればいいだけです。
それからもう一つ、
明治維新で職を失った武士
(藩は無くなり、仕える大名はもういない)に対し
明治政府は各地で開墾事業をあっせんしました。
しかし未開の地・荒れ地の開墾は一般にとても辛い作業です。
しかもそれまで農作業などしたこともなく、
長い間、士農工商の頂点にいた武士。
そのあたりを考えると、
明治維新後、士族の間で新政府への不満が高まった理由を
リアルに感じることができるのではないでしょうか。
祖父がかんがいした土地ということでした。