ある国が食料を輸入する際、
自国でそれを生産すると仮定したときに
必要となる水の量のことをなんというか。
カタカナで答えなさい。
A:バーチャルウォーター(仮想水)
世界の水不足問題に関して考えられた用語で、
このところ中学入試でも取り上げられるようになっています。
この考え方に基づけば日本は大量の水輸入国ということになります。
(小麦1kgの生産に2000リットルと言われ、
さらに、穀物で育てる肉類の生産には膨大な量が必要)
もし水不足問題について記述で出題された場合、
このような観点に触れることができれば安心だと思います。
※日本の降水量は世界平均の2倍ほどありますが、
面積の割に人口が比較的多く、
一人当たりにすると世界平均よりかなり少ない状態です。
その上、河川が急流であるため、降った雨はすぐ海に流れてしまいます。
こうした点から、
もともと日本の水資源が特別豊かとも言えないことに
触れてもいいかもしれませんが、こちらは難しいでしょうね。