今回の「基礎ドリ 歴史 新装版」文英堂
については、
以下の記事でまとめ教材として紹介しています。
一時期、新品が買えなくなると共に、書店でも全く見なくなり、
絶版になってしまったのか(実際、地理は以前絶版に・・・)
と思っていたら、新装版で復活しました。
(以下、新装版は直接見ることができていないので
旧版の仕様ですが、書籍の説明等を見る限りは
多分変わっていないと思います)
歴史は「〇〇時代」という各単元につき
4回繰り返すようになっており、それぞれ20題。
1回目:用語をなぞるだけ
「聖徳太子は~役人の心構えである『憲法十七条』を定め~法隆寺を建立した」
『』部分をなぞる
2回目:1回目とは違う内容を、字数指定で書かせる
「聖徳太子は仏教を保護し〇〇〇を建立した」
3回目:字数指定なしで別の用語を書かせる
「聖徳太子は~を定めた」→冠位十二階
これはそこまで意味があるか疑問ですが、
3回目は時間制限の設定あり。
テスト形式ということでしょうが。
4回目:入試問題からの抜粋、改題で構成
問題演習・意識を高めるのに有効か。
また、巻末にこの4回分を一度にコピーできるようなページがついており、
繰り返し練習できます。
歴史に関しては(社会は歴史しかないので)、
四谷偏差値50~55くらいの学校までは
これ一冊で結構大丈夫だと思います。
繰り返し書くので漢字も書けるようになります。
(ただ、出来事の並び替え問題が多い学校を受ける場合などは
少し対策が必要かもしれません)
このシリーズは他教科についても出版されており、
例えば理科は3分冊ですので単元補強に使えます。
理社ともにこれを基本教材としている個人塾も見たことがあります。
・何度も繰り返しやりたい
・ノートじゃなく直接書きたい
・コアプラスは自分で書かないから漢字が・・・
という人にはとてもお勧めです。
ただ、中堅校にも対応できるレベル設定なので、
歴史がとても苦手な人だと厳しい場合もあります。
その場合は
「首都圏模試受験生の二人に一人が解ける基本問題」などをお勧めします。