ジーニアスの先生が書かれており、
全般的に小学生にも比較的実践しやすい内容かと思います。
まあそうやって比較的とっつきやすい内容だとしても、
いったい本人がテストでどこまで実践するか、
というのが一番の問題なのですが・・・
印象に残ったのは
・国語のテストに出る文章は道徳的な内容である
石原千秋さんの著書ではかなり強調されていた内容ですね。
前半はご自身のお子さんのリアルな受験日記として定評があります。
・予測読みをする
これはやると楽になるはずなのですが、
当然ながらやってない人が圧倒的に多いです。
「気に食わない転校生→見直す出来事、相手の事情を知る
→和解する、親友になる」
「親に不満がある→親の苦労、子を思う気持ちを知る
→自分の未熟さを恥ずかしく思う」
「女子グループもの→ふとしたきっかけで仲間外れ、いじめなど
→本心を隠さず、自分らしく生きる」
(男子には)どんどん難易度が高くなりますね。
「またそういう話ですか」 「先生もう飽きました」
となってくれるといいのですが・・・
しかし例えば、ドラゴンボールでもワンピースでも、
「強敵が出る→苦戦する→修行する・力を合わせる→撃破」
という流れになっているはずですので、
よくある展開として、接してはいるはずなんですけど。
なかなかそういう風に冷静には思えないんですよね。。
「百科事典少女」では
「結末のわかりきった作り物のお話を読んで面白い?」
という趣旨の発言をし
呆気にとられる主人公(女子)をよそに
(作り物ではない)辞書の言葉に喜びを見出す少女が登場しました。
相当な読書経験を積んだため、
いわゆる適正年齢とされる範囲のお話については
結末がだいたい予想できるようになってしまったのです。
それくらいじゃないと易々とは難しいのかもしれません。
もっと大人びたものを読むのではなく、
興味の対象が物語から辞書に移ってしまった
という点はなかなか面白い登場人物でした。
物語文入門編
説明文・論説文入門編