中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

「合格する国語の授業・続」(テーマのパターン化)

下記の記事で紹介している

「合格する国語の授業」に続編が出ていました。

 

「合格する国語の授業 物語文 

得点アップよく出る感情語&パターン編」

 

タイトルがやたら長くなってきていますが、

内容は感情語の列挙・解説と物語文のパターン解説となっています。

 

感情語の方も、一覧になっている参考書は少なく、

なかなか悪くないと思いますが、

 

物語文のパターン解説はとてもいいと思います。

以前の記事にも書きましたように、

「それくらいは展開を予測しろ」と親が思うような内容でも、

(多くの)子どもは全く予測がつかないのです。

 

それは

(他科目では非受験生よりかなり多くのことを学んでいるはずの)

中学受験生でもあまり変わりはありません。

 

このパターンを見たからといってどれだけ成績に結び付くかと言えば、

簡単には言い切れないかもしれませんが、

 

「全く知らない(わからない)話が出る」という点が

国語の最大のリスク(その結果、成績が結構ぶれる)ですので、

その軽減には役に立つのではないでしょうか。

 

こうした内容は、

自分でもいつかまとめたいなという気持ちは持っていましたので

少しだけ複雑な気持ちもありますが、

受験生の役に立つことなので、

出してくださる方がいて良かったのではないかと思います。

 

※同じように頻出テーマについてまとめた書籍としては

「必ず出てくる国語のテーマ」というものもありますが、

 

・少し古いので最新の題材(コロナ)などがない、

・子ども本人が読みこなすのは難しいので、

 親が読んで教えるしかない

 

というものでした。

 

今は学力向上の手段が本当に充実していますので、

受験生は恵まれていると思います。

 

(昔は、例えばある科目が苦手な人は

それを補うくらいの圧倒的得意科目を作るか、

御三家などを諦めるか、という二択しかなかったかと思います)

 

まあその分競争が激化してしまっているので、

難しいところでもありますが・・・

 

 

物語文と同様に、論説文編も出ています。

こちらは、出題テーマを列挙し、解説している形になります。

 

論説文は、物語文ほどパターンを絞れないので、

どれだけ頭に入れられるのか、実効性に限界はあるような気もしますが、

物語文同様に有意義な本だと思います。

 

 

 

 

 

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