今回はこの時期に何をすればいいのかについて書いていきたいと思います。
他の科目もそうですが、算数も基礎抜けを徹底して潰すことが必要です。
そのためにおススメなのが、四谷大塚の「4科のまとめ」。
算数が50単元にまとめられており、1単元見開き2ページとコンパクトになっています。
左ページには典型的な例題が2~3問、
右ページは例題類似の基本問題が5問程度と、
少し難度の上がった問題が2~3問程度載っています。
難度の目安は四谷大塚で偏差値50台前半の学校の小問集合が上限です。
☆算数の偏差値が50台(以下四谷偏差値)、またはそれ以下の方
塾の宿題は後回しにしてでも、この問題集を最優先に解き進め、
「自覚していなかったけれどできない単元」を早く発見しましょう。
2週目、3週目までやってすべての問題を定着させれば
それだけで小問集合の満点+その後の大問(1)を拾うことで
算数60~65点程度は狙えます。
その後は過去問に取り組んでいけばいいのですが、
4科のまとめは上記の通りコンパクトのため、
志望校の傾向などに合わせ、
必要に応じて塾のテキストや単元別になっている市販問題集等で補強して下さい。
☆算数の偏差値60以上の方
算数に自信のある人でも一周はやってみることをお勧めします。
抜けが見つかることも十分ありえますし、
「典型単元は全て潰した」という安心感を得ることができるからです。
以下やるべきことは上記と同じですが、
上位校志望の人は複雑な条件や問題文を整理する練習、
出された題材を自分の頭で考える練習をする必要があります。
この点は大手塾の上位クラス・特別コースにお任せするか、
市販問題集や中学への算数などで補強していきましょう。
ちなみに通常大手塾のカリキュラムは
5年生までに一通りの単元が終わっているはずですので、
4科のまとめ算数は6年生になった時点から使用していくことが可能です。
余裕がありましたらぜひ早めの基礎固めがおすすめです。