中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

『社会』の後回しは危険です 合否を分けるあと『数点』は社会で稼ぐ

 

「中学受験 第一志望に合格したいなら

『社会』の後回しは危険です

合否を分けるあと『数点』は社会で稼ぐ」

 

非常に長いタイトルですが、社会の参考書の紹介です。

 

社会は

 

興味がある→日常生活から意識する→記憶定着・知識補強に役立つ→点につながる

 

一方、

 

たいして興味がない→日常生活とは完全に乖離→覚えてもすぐ忘れる+関連知識も0

 

ということになり、前者の人は全く問題ありませんが、

後者の人は「何度やっても覚えないし、後回しにするしか・・・」

となりがちです。

 

国語と社会は環境が大きく影響する科目ですので・・・

(親の使う語彙、読書経験、ニュースを見るか、新聞を読むかなど)

 

ところが、

そもそも「6年秋以降に苦手科目を改善する」ということ自体、

かなり困難な取り組みです。

 

・テストの増加

・過去問

・日曜特別講座

・学校行事

 

といった中で時間を捻出しなければなりません。

苦手が1科目で他の3科目が(志望校に対して)盤石なら

まだなんとかなるかもしれませんが、

そうでなければ、この時期皆が頑張る中、

それを上回ってかなり頑張らないといけません。

 

ということで、大きな苦手科目は極力、6年1学期中までに克服し、

夏休みは全範囲の穴潰し、という状態にしておきたいところです。

 

 

さて、この本はまず基礎中の基礎(県庁所在地、川、半島など)を

早く固めましょう、というところから始まり、

 

例えば大手塾に行っている場合の社会勉強サイクル。

 

1.塾で新しい単元を習う

2.24時間以内に

 「用語等を覚える時間を取り、難しい漢字も練習してから」

  宿題などの問題を解く

3.翌週の授業前日(1週間以内にもう一度)に問題演習する

 

など、特別に斬新というわけではないですが、

うまく回っていない人には参考になる内容が書いてあるかなと思います。

 

2の「」部分と

3はやっていない人も多いのではないでしょうか。

 

これが絶対ということはないでしょうし、

自分のやり方で社会が安定していればそれでいいと思いますが、

そうでない人は考えてみる価値もあると思います。

 

以前どこかに書いたかもしれませんが、

「得意科目がない」という子を

5年生など早い時期に任せてもらう場合、

しばらく社会に重点を置いて得意科目を作ることも考えます。

 

社会は努力が点数に直結しやすく、

点数が上がると本人の自信にもなりますし、

社会が比較的楽しくなりちゃんと自習するようになってくれば

大成功ですので他の科目に取り掛かります。

 

まあそううまくいかないこともありますが・・・