中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

社会(地理)

原子力発電所の立地について

 

普通の子はすべて覚える必要はなく、

火力・水力発電所の分布図と区別できればいいです。

半導体工場、地熱発電所などの分布図も混ざることがあります)

 

ついでに、余裕のある人は

フランスは原子力発電の割合が高い

ということも覚えておけばいいです。

 

しかし、上位校は違います。

 

以前、雙葉中で

「以下の中で原子力発電所のない県を三つ選べ

という問題が出ていました。

 

原子力発電所・関連施設の全てを覚える必要はありませんが、

この県にはある・ない」くらいの知識は必要です。

 

上位校の社会は難易度が高いので、油断してはいけません。

他の科目との兼ね合いで

捨て問にするのもやむを得ない場合もあるでしょうが、

覚えるべき内容はいくらでもあります。

 

ちなみに、その問題の正解は神奈川・広島・長崎

ここで何かひらめいた方は鋭いと思います。

 

そう、実は親切な問題なのです。

「立地をいい加減にしか覚えていない」

というおろそか女子でも解けるようになっているのです。

普段から、難問だと思ってもよく考える癖をつけたいですね。

 

・(原発は危険施設なので)大都市のそばに原発はない

原爆の被害県には立地できないのではないか

 

ということを考えれば、実はかなり絞ることができます。

(もし「全て選べ」形式だと

 そう簡単に正答まではたどり着けませんが。

 理想は全て覚えておくのがいいです)

 

社会は一部で言われるように丸暗記では全くなく、

こういう能力も必要なので、面白く、奥が深い科目だと思います。