この話は書くのをためらったのですが、
あくまで受験についてということで、
書くことにします。
「コメはもともと暖かい地方で作られていた作物です。
北海道でコメが栽培できるようになったのはなぜですか。」
地理の記述問題としては典型的な問題です。
この設問では
「コメは暖かい地方原産」ということを強調していますから、
模範解答としては「品種改良」
(苗代などの栽培技術でもOKかも)だと思いますが、
字数に余裕があれば「客土」を入れてもいいと思います。
(社会の記述は字数がコンパクトなので厳しいかもですが)
品種改良抜きの客土だけでも点数をくれるかもしれませんが、
仮に設問が「『寒冷地の』北海道で」となっていたら
客土ではおそらく0点でしょう。
※「石狩平野は寒冷な泥炭地であるため植物の分解が進まず、農地に適さなかった」
という旨の記述も見ましたので、
「客土が必要な理由に寒さも関係している」と考えれば
部分点をもらえる可能性はありますが、多分ダメだと思います(笑)
ところで、もし「地球温暖化」と書いたらどうなのか、というのが
この記事を書こうと思った理由です。
今回のニュースについて、
専門家が「地球温暖化も(稲作に)関係はあるだろうが」
と述べてはいましたので、品種改良と併記ならおそらくですが大丈夫でしょう。
(きらら397が生まれた1990年頃も温暖化の影響は既にあったと思いますし)
温暖化だけでも、部分点をもらえる可能性は一応、否定しませんが、
やめた方がいいです。
明らかに品種改良と書いてほしいのに、それを書いていないので0点、
と言われてもやむを得ないと思います。
テストでは答案に書いたことだけしか伝わらないので
採点者に「この人は地球温暖化だけが原因だと思っているんだ」
と思われてしまいますからね。
もちろん、間違っても「温暖化だけ(が原因)」と書いてはダメです。
速攻で0点になりますし、あまりにもわかっていないということで、
他の記述で心証が悪くなる可能性すらありますから。