英語民間試験に続き、記述式も延期が決まりました。
安定の文部科学省ですが、
いつもいつも改悪しかしないのはなんででしょうね。
忖度?利権?
(センターの配点比率がやたら高い「国立?」もあるが・・・)
二次で全科目やればいいとか、センターの出題分野がおかしい、
など、内容に不満はあるものの、
公平性だけは保たれていたのでその点で一応納得もできた。
よって、勝手な思惑により
趣旨が全く異なる内容を無理やりねじ込もうとしたことが間違い。
以下、そんなに記述を重視したければ、
と勝手に考えてみた内容です。
・まず、推薦やAO、内部進学の定員を減らし、
下記の現場思考型記述テストを義務付ける
(学力検査実質何もなし、英語のみ入試、はNG。)
・小論文はテーマの暗記で対応できるため、廃止するか、
工夫した題材を出題し、現場思考が必須という内容にする
(例えば、都立桜修館中型の入試をやるのも面白い。
これなら、長文の事例題材を設定しなくて済む。
このままでは、大学入試としては易しいかもしれないが)
・多くの大学でなぜか偏重している
(英150、現+古100、社100が定番)
英語の配点(特に文法暗記問題)を減らし、
なぜか古典と合わせて100点になっている現代文の配点を上げる
・理系でも現代文(記述)か上記思考問題を義務付ける
・現代文の設問(実質、記述問題0という大学が圧倒的)に
記述式を義務付ける
採点が面倒だから嫌がられてまず無理でしょうけどね。
受験生も多分嫌がる人が多いから、志願者が減るので、
その点でも大学は嫌がるだろうし。
やるなら一定規模の義務化しかないと思うが、
そうすると大学の自治という問題も出てくる。
まあ結局、なんとなく感じの良い、
プログラミング、英語と違い、
誰も喜ばない内容なので、無理があるというわけですね。
SNSで自分と意見が合う人と
短い文章での付き合いしかしないのであれば、
中学受験から記述を重視している学校とは、
読解力、記述力に大きく差がつく一方でしょう。
「身の丈」発言で注目された
教育の格差社会、というのもこの問題のテーマですが、
金銭面のみならず、親も新聞読まない、本読まない、
育児に余裕がない際、
幼児にスマホは見せる(大人しくしていてもらうため)が、
絵本は与えない。
等ということがあれば、
結果的に、幼いころから教育機会を放棄し続けている、
という側面もあるかなと思います。
本が身近にあっても興味がない子ももちろんたくさんいますが、
なければ持ちようがないですからね。
ワンオペ育児、待機児童、働き方改革、男女同権、
考え出すと色々繋がってくるので、難しいですけど。