中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

麻布中2020 算数(+α)

 

今年は受けた子がいたので、

非常に気になり、某所で解答速報を待っていました。

 https://www.inter-edu.com/nyushi/azabu/

 

しかし・・・更新が遅い!

2月1日の某所の速報では一番最後でした。

 

麻布の入試は終わるのが遅いし、

記述ばかりで問題が難しいから、仕方ないか・・・

 

以下感想です。

翌2月2日に朝から夜まで予定があったため、

2月1日には、理社はちゃんと解いたものの、

その後の算数はざっと見た程度です。

 

国語:文章をまだ読めていないので、不明。

また女子が主人公か・・・最近女子多くないですか?

2017、2019、2020と、

 

SFチックな2018を除けば3年連続だよ。

昔はもっと少なかったような気がするが・・・

 

男子で女子話が弱い子は非常に多いのでかなり命運を左右しそう・・・涙

 

 

算数:一目難しそうという印象。

ただ、大問1、大問2(1)、大問3(1)はすぐ解けた。

 

大問2の(2)は

やや悩んだ末に左にも斜め補助線を引いてやっと解決。

 

※この問題だけたまたま解説動画を見たら、

(他は解説など見ていないので的外れなものがあったらすみません。)

さらにスマートな解法が指摘されていた。

上の補助線を引くのは同じだが、三角形の面積比で解けと。

なるほど、計算が早いですね。

 

数学が得意な人はきれいな解き方を考えるものだ。

算数苦手な子にとっては、

こうしたスマートな解き方は時に毒薬になってしまうのだけれど・・・

(今回の解き方にはそういう要素はありません)

 

大問3(2)は計算で出すのは面倒そうだなぁ、

と思い2月1日は時間もなく飛ばしたが、

今考えたら単純に樹形図を書けば一瞬で終わりだった。

実際のテストでは臨機応変にそういう発想に思い至って

すぐ解けるかどうかもかなり重要です。

 

大問4の食塩水はすぐ解けた。

 

そして大問5

うーん作業用の図まで用意されているし、

これは図示してみないと自分では苦しいな

(PC上で解いている)

残念ながら、頭の中だけでは軌跡が整理できません。

 

ということでパス。実際だと解けるのかどうか・・・

大問2(2)と大問3(2)でどれだけ時間を浪費したかによりそう。

 

難問と思われる大問6

(1)速さが3:5なので、

考えやすいよう、

勝手に30cm毎秒と50cm毎秒と設定することにした。

そうすると10秒後にPで一致する。

その時、Aは3周、Bは5周しているので

出会う回数は3+5-1=7

P以外でという指示からー1を忘れなければ。

それで大丈夫かと思います。

 

(2)は時間が少なくなってきた中、

こういう複数解答問題を焦らずにできるかが勝負だが、

(1)ができたのであればなんとか利用したい。

 

14回出会った、ということは合わせて15周したということ。

1周と14周・・・という可能性の中、

1以外の公約数がある場合はもっと早くPで出会ってしまう点がポイント。

Aの方が遅いので、1:14、2:13、4:11、7:8となる。

このあたりまでは2月1日もなんとか考えることはできた。

 

時間はしっかり計ってないし、

実際自分が受けたとすればケアレスミス等も考えられるが・・・ 

 

(3)円が二つになりさらに難問化

しかし、合わせて何m動いたかという点については、

(1)同様、3:8の速さを、

また勝手に30cm、80cmということにする。

10秒後じゃないとPできれいに出合わないので

300cm+800cm=11m

まあいいですよね。

困ったらとりあえずあてはめており、

数学的には美しくないのかもしれませんが、

15cmと40cmでも同じ結論になります。

 

算数で稼がない(稼げない)人はこうした考え方でも十分だと思っています。

比較的楽に解きやすいですし。

 

そして出会う回数。

これがやっかいですが、

円二つなので(11-1)÷2という式でいいのか?

正直、自分だけでは確信が持てません。

 

10秒分だけなので、

実践的には最悪確かめてみればいいと思います。

ということで数えると5回でした。

 

(4)この問題は、(3)で保留してごまかした、

円二つなので(11-1)÷2=5

という式に確信が持てないと解けないと思います。

この式の答え(の商)が6になるということは、

 

(12-1)÷2ではダメで、

(15ー1)÷2でもダメ。

ということから比の合計は13か14。

その中で1以外の公約数をもたず、Aの方が小さい組み合わせ。

1:12、2:11、3:10、4:9、5:8、6:7

1:13、3:11、5:9

 

これが正解ということですね。

ただ、なぜ出会う回数は上記の式で絶対に間違いがないのか。

円一つならよくわかるのですが。

結局、

A・Bそれぞれが点Pに戻る時間(というか周期)については

1mの円を基準に考えるが、

(だから上記のあてはめでも100の倍数で考えてよい)

 

出会うかどうかについては

一周1mの円二つと考えず、一周2mの円1つだと考えろ、

ということなのですね。

8の字になってはいるが、点Pを同時に通る(そこで出会う)

のは終了するときしかないわけですから、その点を考える必要はないと。

 

よって(11-1)÷2の式はどの場合でも通用し、

それで計算すればよい、と。

 

大問5以外は全部クリアしたかな。

 

実際に自分の入試だとすれば

間違いなく確実に解けたのは大問1、2(1)、3(1)、4

これで多分だいたい15分かそこら。

さらにあと8問、

自分ならどのくらい拾えたかはわからない。

入試は水物で、緊張も動揺もしますからね。

 

長くなったので理社は別記事にします。