続いて大問2
「数字0、1、2、6、7、8を使って
0、1、2、6、7、8、10、11、12、16、17、18、
20、21、22・・・・・・というように
小さい整数から順に並べて作られる数の列があります。
このとき、次の各問いに答えなさい。ただし、0はすべての整数の倍数です。
((1)(2)は答えだけ解答用紙に書きなさい。)」
(1)1278は何番目にありますか
(2)1278が現れるまでに5の倍数は何個ありますか
(3)1278が現れるまでに9の倍数は何個ありますか
(1)は1けたが6個、
2けたが6個×5(1の位は6個、十の位は1、2、6、7、8)
という風に、桁ごとに分けて数えて解いてもいいと思いますし、
変形?6進法を使って
6→3、7→4、8→5と置き換えてしまってもいいです。
病院などの部屋番号で4番が抜けていたりする時に使う解き方ですね。
それで解けば、この数列の1278は通常の6進法の1245となるので
216×1+36×2+6×4+5=317
今回は0から始まっているので1を足して318が答えとなります。
(1)にしてはやや大変かと思いますし、
0から始まっているのが少し嫌な感じではありますが、
準備している受験生なら、一度は見たことのある問題と思います。
(2)1の位が0になる場合を数えていくしかない気がします。
最初の0に加え、2桁の数は5個で合計6。100台の数は6個。
同じく200、600、700、800、1000、1100台も6個。結局6個×8で48。
1200台の数は1280のみダメなので5個。計53個。
(3)9の倍数なので、各位の数の合計が9の倍数になる数を考えます。
1桁は0のみで1通り。
2桁では18、27、72、81の4通り。
3桁(数字3つ)では
(0・1・8)(0・2・7)(1・1・7)(1・2・6)
(2・8・8)(6・6・6)
となり、それぞれ取りうる数字の組み合わせは、
4、4、3、6、3、1通り、計21通り。
4桁の数の調べ方は、
100の位で分けたほうが分かりやすいように思います。
1000台は1017、1026、1080という
数字の組み合わせのパターンが
それぞれ2通りで計6通り。
1100台は1107、1116、1188という数字の組み合わせとなり、
それぞれ、2、2、1通りで計5通り。
(合計18になる最後のパターンを忘れないように)
1200台は1206、1278という数字の組み合わせとなり、
それぞれ2、1通りで計3通り。(1287は超えてしまうので×)
以上、合計で40通り。
場合分けが少し大変ですが、
時間さえかければ、この問題が一番取りやすかったのではないでしょうか。
ただそれは合格者平均点を知っているから言えることで、
一般的な難易度だろうと思って取り組み、
目標70点という認識でいた受験生(特に、大問1でてこずってしまった人)は
ここで時間が減ってしまうと焦りが出たかもしれません。