・スポーツ
・いじめ
・親子関係
あたりと並んで頻出なのが戦争もの。
近日見たテキストでは、
幼いころ、面倒を見てもらっていたお姉さんを自らの手で突き飛ばし
機銃掃射で死なせてしまった罪悪感に苦しむ主人公が登場します。
戦争には色々なテーマの切り口があり、手ごわいです。
井上ひさし「父と暮らせば」(原爆で生き残った娘の罪悪感がテーマ)
のような形もありますし、
インプット面も含め、小学生にどこまでを理解させることができるか。
さて、この話はこれだけでもかなり重い話なのですが、
文中ではさらに重い事実が発覚します。
そのさらに重くなった心の重しを墓場まで持っていくことになる
主人公の心情理解についてでした。
取り組んだ子は、どれだけこの重さを理解できたでしょうか。
そもそもこのテキスト、果して全員が取り組めるのかな。
問9はこれぞ物語文の読解というやりごたえのある問題ですが、
(個人的には書き出したくてうずうず、わくわくという感じ)
特に問10は難しいよ。
桜蔭や開成が好きな比喩の言いかえ問題ですね。
ちなみに国立大の現代文もタイプが似ているので、
そうした学校の生徒さんはある意味向いているのかな、
となんとなく感じます。
個人的には、あまり面白みのない問題かな、とも思うのですけどね。
意識して機械的に処理するけど、わくわく感はないな、という感じ。
大学入試でも、解きごたえのある楽しい物語文を出してほしい。
(個人の感想です)