中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

約数の個数の求め方

 

みなさん、

約数の個数はどう求めているでしょうか。

 

例えば36であれば、

1から順にかけて36になる数をセットで、

 

1と36、2と18、3と12、4と9、6

 

の9個、

 

と数えても別に構わないと思います。

 

約数の個数は偶数になることが普通ですが、

平方数が絡んでいると奇数になる、というのがポイントですね。

 

小さな数であればこれでよいのですが、

 

大きな数になると

数え間違えてしまうこともありますし、時間もかかります。

 

そもそも、セットで数えないという危ない小学生もわりといます。

(36であれば、36、18、12、6、みたいな感じ。

 抜けの可能性が高くなります。)

 

そうはいっても自分の受験時はセットで数え上げていたのですが、

 

素因数分解を利用して計算で出すことができます。

 

36=2×2×3×3なので、2の2乗×3の2乗です。

 

この乗数にそれぞれ+1をして掛け合わせると約数の個数は出ます。

今回で言えば

 

  (2+1)×(2+1)=9

    ↑      ↑

2の2乗について 3の2乗について

 

となります。

 

今は大手塾のテキストに載っていたりもしますので、

知っている子もわりといますね。

 

ただ、成績上位でも知らない人もいますので、

算数を教える際は一応触れるようにはしています。

 

自分が受験の頃も、もし集団塾にがっつり通っていれば

取り扱われていたのかもしれませんが、その点は不明です。