中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

約数の和の求め方

 

前回の約数の個数に関しては、

大きい数だろうとちゃんと数えればできるし、

 

そもそもテキストにも載っていて

「知っているから、教えてもらわなくてもいい」

という子もいたりと、

 

必要性はあまり高くなかったかもしれません。

 

一方、今回の約数の和の求め方は難易度がやや高いので

上位生向けだと思います。

 

自分の受験時は当然知りませんでした。

約数の個数と同様に、実は常識だったのかもしれませんね・・・

(最上位層ですが、知っている子もいました)

 

たまたま駒場東邦中の過去問を見た際、1問目で出題されていて驚きました。

(2016の約数の和だったと思います)

 

求め方は、

約数の個数の求め方と同様に素因数分解を使います。

 

例えば36でやってみると、

 

2の2乗×3の2乗ですが、今回は0乗という概念が必要になります。

 

2の0乗=1

2の1乗=2

2の2乗=4

 

これを足すと(1+2+4)=7

 

3の0乗=1

3の1乗=3

3の2乗=9

 

同じく足すと(1+3+9)=13

 

両方を掛け合わせて、

 

7×13=91

 

これが36の約数の和になります。

 

一応検算してみると

 

1+36+2+18+3+12+4+9+6=91

 

0乗=1ということは高校生になれば習うのですが、

小学生への教え方は少し大変かと思います。

 

その点、たいしたことではありませんが

少しだけ工夫して教えています。