前回の約数の個数に関しては、
大きい数だろうとちゃんと数えればできるし、
そもそもテキストにも載っていて
「知っているから、教えてもらわなくてもいい」
という子もいたりと、
必要性はあまり高くなかったかもしれません。
一方、今回の約数の和の求め方は難易度がやや高いので
上位生向けだと思います。
自分の受験時は当然知りませんでした。
約数の個数と同様に、実は常識だったのかもしれませんね・・・
(最上位層ですが、知っている子もいました)
たまたま駒場東邦中の過去問を見た際、1問目で出題されていて驚きました。
(2016の約数の和だったと思います)
求め方は、
約数の個数の求め方と同様に素因数分解を使います。
例えば36でやってみると、
2の2乗×3の2乗ですが、今回は0乗という概念が必要になります。
2の0乗=1
2の1乗=2
2の2乗=4
これを足すと(1+2+4)=7
3の0乗=1
3の1乗=3
3の2乗=9
同じく足すと(1+3+9)=13
両方を掛け合わせて、
7×13=91
これが36の約数の和になります。
一応検算してみると
1+36+2+18+3+12+4+9+6=91
0乗=1ということは高校生になれば習うのですが、
小学生への教え方は少し大変かと思います。
その点、たいしたことではありませんが
少しだけ工夫して教えています。