中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

公民(選挙)

現在、衆議院議員の選挙は小選挙区比例代表並立制で行われています。

 

このうち小選挙区比例代表ともに立候補することを

重複立候補といい、衆議院議員選挙では認められています。

 

ここまでが先日のサピマンスリーで出ていました。

 

衆議院議員選挙の比例代表は拘束名簿式ですので、

政党が順位を決めることができます。

 

ドント式

(そのうち取り上げるかもしれませんが、既知という前提で省きます)

で配分された比例代表の当選者数を、

名簿順位に沿って割り振っていくことになるのですが、

 

その際、同順位の人もでてきますので、

そこに優先順位をつけるのが惜敗率です。

 

小選挙区でどれだけぎりぎりで負けたか、を基準とし、

(当選者が10万票の選挙区で9万票だったら惜敗率90%)

名簿で同順位の中では惜敗率が高い順に当選していきます。

 

ということは、

小選挙区制の欠点として中学受験でも頻出の「死票が多い

という点を多少なり補完しているという考え方もできます。

惜敗率を導入することで、

 ぎりぎり落ちた人=民意を反映している人、を復活当選させやすい)

 

まあこうした点を聞かれることはないでしょうが、

色々考える材料にはなると思います。