中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

2011 海城中 国語 (第一回)

佐川光晴「おれのおばさん」

 

父親の不祥事が原因で

「東大合格者数ナンバーワンの名門、開聖学園」を退学した陽介は

札幌で児童養護施設を営む伯母のもとに身を寄せ日々を過ごしていきます。

 

出題箇所は、

学校が陽介の事情を別の生徒の親に話してしまったことについて、

保護者と本人、学校側の話し合いが行われるシーン。

 

海城中学の国語は記号中心のオーソドックスな構成です。

記号の選択肢はやや長めで、

難易度も低いというわけではないですが、

しっかり本文を読んで解けば

一般的にはそれほど手こずることはないはずです。

 

海城の問題で大きく躓くという人は、

読解力を向上させる必要があると思います。

 

過去問を解く段階まで来て、これを行うのはなかなか大変な作業ですが、

文章の要旨を掴む練習をしてみましょう。

 

※問4の答えについて

四谷大塚では「エ」になっていますが、

個人的には「ア」かなと思います。