物語文は「かそけきサンカヨウ」からの出題。
まず、上位と差がつくところは冒頭の部分。
主人公のよそよそしい呼び方から
「多分、再婚した継母の話だろう」と気づけない人は
「この人誰?」というストレスを抱えながら読みすすめなければなりません。
集中力が落ちたり、読むのに時間がかかる原因になります。
他にも嫁姑問題、難病問題、ほのかな恋心など
それほど長くない中に盛りだくさんの文章でした。
苦戦した人も多いかもしれません。
ただ、上記のテーマはある意味定番と言えるようなものばかり。
できればこの時期までにどこかで一度は触れていて欲しいところです。
そうしないと上記の理由で点数を大きく落としてしまう可能性があり、
さらに言えば、こうしたテーマが最後までいくつも残っていると、
言葉は悪いですが、ギャンブル入試(文章の相性で国語の点が大きく変わる)
のようになってしまいますから。
さて「かそけき」もなかなか難しい言葉ですが、
「サンカヨウ」ってなんだろうと思ったので調べてみると、
雨に濡れると花びらが透き通るという面白い花の名前なんですね。
個人的には今回のテストで一番びっくりしました。