中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

過去問の取り組み方について(その1)

ブログをサボっているうちにもう早いもので年の瀬も押し迫って来ました。

勉強は順調に進んでいるでしょうか。

 

今回は過去問の取り組み方についてです。

 

過去問については、

塾によって「夏休みから始めろ」、

「11月まではやるな」などの指示が出ることがあります。

 

その塾の方針、通っている子の偏差値分布

などによって違いがあるのは一応わかります。

 

例えば、社会のインプットが全然できていない子が

急いで過去問をやってもあまり意味はありませんし、

逆に、記述が多い学校などは早くから対策をしておく必要があります。

 

ただ、個人的にはさすがに11月開始では遅く、

夏休み明けには手を付け始めるべきだと思います。

 

というのも最近の生徒さんは意外と自由時間が少ない傾向にあるからです。

通常の通塾日に加え、苦手科目は個別にも通い、

日曜は特訓コースがあり、学校別の模試も増えてきて、

以前は一部の熱血塾だけがやっていた正月特訓が今では当たり前になり、

本格的な講習期間以外にもゼミ講座が設定されるため冬休みもそこまで余裕がない。

 

多くのご家庭では1週間に1校1年分くらいやって

復習するのがせいぜいなのではないでしょうか。

(模試同様、解きっぱなしにはしないこと。)

そうすると9月から始めて1月まで5か月ですから延べ20年分ということになります。

 

場合によっては特訓コースで過去問を扱ったり、

冬休みにもう少しできるかもしれませんが、

(以前書きましたが、弱点が明白かつ、他で対策出来るなら

講習を取らない選択肢もあります)

中古の過去問を買ってさらに古い年度をやりたい、

25年分載っている算数シリーズ(開成・麻布・筑駒)などもやりたい、

という予定の方はよりしっかり計画をたててください。

 

特に、第一志望候補として頭にある学校は、

早いうちから(5年生でも構いません)どれくらいのレベルか、

出題形式が自分に合っているかを実感するため

パラパラ目を通しておくことをお勧めします。

 

また、4科目を本番通りに連続で解くかどうか。

これは、必須とまでは言いませんが、

本番までに1~2回はやれるといいですね。

「当日の時間割通りに朝9時から始める」など、

そこまで合わせるかは任意で良いかと思います。

 

本題に入る前にやたら長くなってしまったので次回に続きます。