中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

過去問の取り組み方について(その2)

前置きが長くなりましたが、

ようやく書こうと思っていた内容に入ります。

(冗長ですみません)

 

まず、初回に解く際はお試しでも構いません。

力試しのつもりで何も考えずに解いてもいいです。

(「テストの時間配分」の記事で以前書いたような、

基本的なテストの受け方はさすがに意識しましょう。)

 

2回目以降(できる人は初回から)を解く際は、事前に合格最低点及び

各科目の受験者平均点と合格者平均点(参考:声の教育社過去問)を眺めましょう。

だいたいの学校は、受験者平均点と合格者平均点の中間程度の点数を

全科目で取れれば受かるようになっていますのでそれが目安です。

 

そして、自分が合格最低点を取るにはどの科目で何点取ればいいか、

シミュレートしてみます。

 

その際、自分が苦手な科目は受験者平均点、

得意な科目は合格者平均点を目指しましょう。

 

まあ予定通りには行かないでしょうが、

行かない場合は他でより高得点を取る必要があるわけですから、

本人の意識向上には欠かせないと思います。

 

そして、算数を解く際には必ず注意すべきポイントがあります。

 

例えば上記のシミュレートの結果、算数は70点取ることが必要だとします。

そうしたら、大まかな配点を把握し、

「何問捨てることができるか」まで意識します。

問題を解く際には必ず、

難易度や得意不得意による見極め、取捨選択を意識してしっかり行って

「70点を取りに行く」姿勢で練習し、

取捨選択が上手くいったかどうかの検証も行いましょう。

 

×手を出してはいけない難問を見極められず時間を浪費した

×4問は捨てていいのに、最後つい手を出してしまい、

 見直しを全くしなかったためミスに気付かなかった

×明らかに時間がかかりそうな問題に先に手を出してしまった

〇逆に、難問だけ残ったとき等、

 時間はかかるが書けば確実にできる問題(場合の数など)

 を他より優先して解いて目標点に到達した

 

といった感じです。

今回はあくまで取り組み方についてですので、

基礎問題を落としたなど、内容に関してはその都度復習してください。

(ちなみに見直しにどの程度時間を割くか、については

テストの時間配分算数」の記事も参照)

 

算数は1問の配点が高めな上、問題ごとの難易度が比較的大きい科目のため、

過去問を使って、自分なりのスタンスを確立しておきましょう。