先日目にしたところでは、
東大文2の合格最低点が初めて文1のそれを上回ったらしいです。
文1、センターの足切り点も低いみたいですし(いつ頃からそうなんだろう)、
あまり人気がないんでしょうか。
大学定員厳格化で私大も強気の出願は危険な感じになっているようですね。
少し個別で教えた生徒も苦戦気味で、どうも連絡がつかないとか・・・
ちらっと聞いた話では強気出願に思えたのでやや心配しています。
大学入試改革も行われるので中受でも附属人気が高いですね。
明大中野の志願者が増えて偏差値50台後半になったとか・・・
いつもの文科省の自己満足で、
さほどの影響はないように勝手に思っていますが、
(私大専願なら一般入試を受ければ関係ないし、
国立志望層からすれば、あの程度の記述問題は物の数ではない)
50万人もの記述採点や、別々の英語テストを平等に評価することはできないでしょう。
現行のセンター試験は、そもそもやる意味があるのか、
足切りして国立の先生の採点を楽にするという意味しかほぼないのではないか、
とも思ってはいますが、ある意味公平ですから、
より不平等な制度になるのは残念です。
都立高校入試でも全生徒にスピーキングを義務付けるとのことですが、
採点の質が保たれることを祈ります。
ツールとして役に立つのはある程度はわかりますが、
そんなに英語が大事なのでしょうかね・・・。
大学入試文系でも自国語より英語の配点が高い学校ばかりです。
理系に至っては大半、国語はなく英語しかありません。
思考力がなければツールがあっても伝える内容がない、とも言われますが
そのための方策が上記の記述問題導入程度では・・・
現在の、特に中学高校の国語教育はもったいないと思います。
(小学校は国語専門の先生でもないですし、
色々な子がいてまあ仕方ないかと思います。
また、受験塾での指導にも大いに疑問はありますが、それ以上に)
定期テストの正答が「ワークの解答と一致しなければダメ」となっていたり、
「平家物語の冒頭を覚えてこい、そのまま穴埋めでテストに出す」など
国語なのに半分以上暗記科目と化していることも多いです。
論理のつながりを学ぶ科目なのに何を考えているのでしょうか。
都立中高一貫校の入試の方がはるかにまともです。
話を大学入試に戻すと、
今後私大が内部進学・推薦・AOなどで学生を囲い込み、
定員オーバーを避けるため辞退者の読みづらい一般入試はますます狭き門、
ということになってくるようだと、元一般入試受験者としては寂しいものを感じます。
昨今、医学部での恣意的な入試が騒がれていますが、
似たようなことが今よりも目立つようになるのかもしれませんね。