高校受験の某模試の国語直しをした時のこと。
記述問題で2点しかもらえていないので、
「この問題できなかったんだね、これは・・・」
と説明しようとしたら、なんとこの問題の配点3点。
というより、記述はだいたい3点。
ちなみに漢字は1つ2点。
どうなんですかこの配点は。
こんな配点の学校って現実にあります?
まあ、配点を発表していない学校も多いから、
やろうと思えばいくらでも調整可能なのかもしれないけれど。
謎な模試は他にもある。
例えば某塾で行われている、開成・筑駒オープンなど。
はっきり言って、算数も国語もありえないくらいに難しい。
まだ秋なのに、本番レベルを凌駕した問題が出る。
それで例えば平均点15点(開成。ともに85点満点)とか。
秋の時点で、このレベルをやらせる意味はどれだけあるのでしょうか。
トップ合格層の人たちを油断させないため?
中学合格後?を見据えて?
それ以外の人にとってはあまり効率が良くないような気がします。
多分多くの問題に手もつかないと思うし、人によっては自信もなくなるし。
国語に関しては、
記述ばかりなので傾向は違うものの、上位の大学受験生でも厳しいと思います。
最上位国立で国語苦手じゃなければなんとか・・・
そんな問題を何度も受けて解かせても
文章の難度も設問もオーバーワークなのであまり力はつかないと思います。
・先に記述問題を解く手順をしっかり教わり
・さほど難しくない記述で文章力をつけ
(必要ない人はここを省いてもいいですが、
文のつながりの悪い子本当にたくさんいます)
・その後、難関校過去問を延々何度でも書き直させ
添削してくれるような講座でも受けたほうがましです。
(そんな儲からない講座は大手にないので、個別や家庭教師しかありませんが)
難関校受験とはいえ、ほとんどの人はその辺りからできていないので。
(特に男子)
ここまで書いていて思いましたが、
強いて出題意図を考えるとやはり各科目ごとに
合格80%ラインの人をさらに確実にするための模試難易度なのかな
という感じですね。
そういう人が練習するには歯ごたえのある難易度かと思います。
とはいえ受けないと志望者内の位置がわからないし、
悩ましいところかと思います。
ちなみにこれまでで一番難易度が高いと思ったのは
某大手の難関ブランドSの算数テストです。
「0点で悔しかった」という人がいたので自分でも解いてみたところ、
解けそうな大問2つに絞って、なんとか全体の半分程度という感じでした。
(僕のレベルが大したことないのは否定しません)
しかしこれを秋にやらせる意味があるんだろうか。
強いて言えば西大和の算数対策にはなるのかな?
まあ僕程度では算数超トップ層に有意義な指導内容はわかりませんので、
当面の志望校対策のみならず、色々と考えがあるのかもしれません。
小さい塾の場合「どんな学校でも算数で稼いで受かるんだ!」
という方針で限られた精鋭を養成するということもあるでしょう。
その意味では「これが全く解けない人には来てもらわなくていい」
というメッセージかもしれません。
(国語で同様の話はあまり聞きませんね。
僕は物語さえ出ればわりと自信がありましたがレアケースなので・・・)