続いて三角定規についてです。
三角定規は
90度、45度、45度の三角形(以下Aとします)
と
90度、60度、30度の三角形(以下Bとします)
が2枚セットになっていますね。
まあこれは常識中の常識といいたいところです。
(ごくたまに怪しい人もいますが)
続いて、
Bの三角形は最長辺と最短辺の長さが2:1になっていますね。
これは非常に重要な内容で、
かなりの人は知っていますが
たまに怪しい人もいます。
常識として絶対に覚えるようにしてください。
理由としては
正三角形を半分に切った形だから、という説明が分かりやすいですね。
これは当たり前すぎて、
「わざわざ取り上げるの?」という印象かもしれませんが、
平面図形で超頻出なので、しっかり頭に入れておいて
いつでも取り出せる状態にしておかなければいけません。
例えば半径6㎝といった、円に内接する三角形で
「角度しか手がかりがなさそうなのに長さを出せという問題」
「角度しか手がかりがなさそうなのに面積を出せという問題」
図が用意できないので抽象的で申し訳ないですが、
この性質を使う可能性が非常に高いです。
与えられている角度は30度・60度はもちろん、
15度や150度というケースもよくありますし、
実は同じような問題だが、円に内接していない場合もあります。
(その場合、どこかの辺の長さは与えられている)
ピンとこない人は練習してもらうしかありませんが、
ある程度解けば、
Bの三角形の性質を「いつでも使える状態」にしておくことが
いかに大切かよくわかると思います。