中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

算数で躓く盲点 その2

続いて三角定規についてです。

 

三角定規は

 

90度、45度、45度の三角形(以下Aとします)

90度、60度、30度の三角形(以下Bとします)

 

が2枚セットになっていますね。

 

まあこれは常識中の常識といいたいところです。

(ごくたまに怪しい人もいますが)

 

続いて、

Bの三角形は最長辺と最短辺の長さが2:1になっていますね。

 

これは非常に重要な内容で、

かなりの人は知っていますが

たまに怪しい人もいます。

 

常識として絶対に覚えるようにしてください。

 

理由としては

正三角形を半分に切った形だから、という説明が分かりやすいですね。

 

これは当たり前すぎて、

「わざわざ取り上げるの?」という印象かもしれませんが、

 

平面図形で超頻出なので、しっかり頭に入れておいて

いつでも取り出せる状態にしておかなければいけません。

 

例えば半径6㎝といった、円に内接する三角形で

 

「角度しか手がかりがなさそうなのに長さを出せという問題」

「角度しか手がかりがなさそうなのに面積を出せという問題」

 

図が用意できないので抽象的で申し訳ないですが、

この性質を使う可能性が非常に高いです。

 

与えられている角度は30度・60度はもちろん、

15度や150度というケースもよくありますし、

実は同じような問題だが、円に内接していない場合もあります。

(その場合、どこかの辺の長さは与えられている)

 

ピンとこない人は練習してもらうしかありませんが、

 

ある程度解けば、

Bの三角形の性質を「いつでも使える状態」にしておくことが

いかに大切かよくわかると思います。