中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

2022

年明け早々、ブログにご訪問いただいた方に

ささやかですがお役に立てれば、ということで書いてみます。

 

(今年は利益相反?しない予定ですので・・・)

 

2022にちなんだ問題は

今年もどこかで必ず出題されると思いますので、

2022を素因数分解するとどうなるか一応考えておきましょう。

 

 

2022は偶数なので÷2→1011

 

1011は各位の和が3の倍数なので÷3→337

 

337が素数かについて検証

÷2→×   (略)

÷3→×   (略)

÷5→×   (1の位が5でも0でもない)

 

ここまではすぐ終わらせたいところです。

 

÷7→×  ここからは力業で筆算をしてもいいですし、

 

九九の応用ですぐわかる近い数として、7×50=350

350-337=13←これが7の倍数でないからダメ

 

などいろいろやり方はあるのかもしれません。

早く正確なものでどうぞ。

 

2022=2×3×337 

 

 

また、難関校を受けるという方向けに例題を考えてみました。

(完全な自作ですが類題はどこかにあるかもしれません。

不備はないと思いますが何かあれば指摘お願いします。)

 

問題

2けたの整数A、B(A+2=B)を組にして並べて、

4けたの整数を作ることを考えます。

 

A=20、B=22のとき、2022と2220を作ることができます。
またこの時、この2つの数の差はBの倍数になっています。

 

このように、できた4けたの整数の差が

Bの倍数になっているA、Bの組のうち、もっとも大きいものを答えなさい。

 

以下、解答

 

B=A+2なので、

作ることができる4けたの整数2つの差は常に198になる。

 

ここが最大のポイントです。

 

※一応数学的な証明としては、

作ることができる4けたの整数のうち小さいほう→A×100+B

同じく大きい方→B×100+A

 

この2つの差は(100B+A)‐(100A+B)=99B ‐99A

                    =99(B-A)

                                                                    =99×2

                                                                    =198

 

ここまでしっかり考えられれば素晴らしいのでしょうが、

試行錯誤して「おそらく常に198なんだな」

と考えても全く問題はないと思います。

 

よって、198の約数のうち、条件を満たす最大のものは99となり、

最も大きい組は、「A=97 B=99」となります。