中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

具体と抽象(レベル別)

国語で意識すべきだというポイントとして、

よく具体と抽象が挙げられます。

 

例えば「みかん」や「りんご」は具体であり、

「果物」は抽象であるといった具合です。

 

特に記述において必要になってくるわけですが、

 

記述が全然できない人の課題の一つは、

抽象化に手こずるというところです。

「抽象的な用語をそもそも知らない」(から当然使えない)

という場合ももちろんあります。

 

一方、ある程度レベルが上がってくると、

逆にまとめすぎてしまうことがあります。

 

先ほどの例で言えば「みかん」と「りんご」だから

出題者は「果物」と答えて欲しいのに

「食べ物」と答えるような感じですね。

 

うーん、確かに間違いではないんだけど、0点かも。

というところです。

 

ここまでではなくても、ちょっとしたずれがあると

難関校の記述では差がついてくると思います。

 

大雑把になりすぎることなく、適切に、

というのはなかなか難しいですが、

一緒に実践演習していくのは楽しいものです。