中学受験家庭教師の国語メインブログ

23区西部在住の家庭教師が日々思うことを書いていきます。

都立高入試の男女格差

先日、毎日のスクープ記事が出ていました。

 

news.yahoo.co.jp

 

先日、NHKもこの問題を取り上げていましたが、

 

今回は、内申300点、テスト点700点(五教科の素点の1.4倍)、

合計1000点満点で、是正措置を取っても243点差だったということですね。

 

都立校一般入試の仕組みについては以下 

waldstein1804.hatenablog.com

 

公立校でこのような状況が許容されるべきなのかどうかは

いろいろ意見があるかと思います。

 

(国立・公立の女子大や、筑波大付属駒場中高について

 憲法上問題はないのか、なども含め)

 

下記記事で紹介したNHKの報道にもあるとおり、

共学化が進んでいるとはいえ、女子校は男子校より圧倒的に多いので、

男子の受け皿とか、そういうことも考えだすと大変なんでしょうけど、

公立でこれだけ差があるのはやはり問題だと思います。

 

waldstein1804.hatenablog.com

 

ところで、

 

個人的に、こうした報道に接していつも思わされるのは、

中学入試のテストの成績との違いです。

 

中学受験生を対象にしたテストの場合、

だいたい、どの塾のテストでも

 

「算理社は男子のほうがやや上で、国語は女子のほうがやや上、

総合的には男子のほうがやや成績上位」

 

という結果になります。

 

これはどの塾のテストをいつ見てもそうなので、

首都圏中学受験生としては安定してこの状況ではないか、

ということは言えます。

 

しかし、今回のような報道からすると、

高校入試では女子のほうが成績上位にあるようにも思います。

 

 

そうだとしたらこの逆転現象はなんなのか。

 

・中学受験生の割合はあくまで一部(都内であれば約2割程度)であり、

 上位層に限った話なので、全体を見ればそもそも女子のほうが優秀である

 

・女子は英語が好きである割合が高いため、

 英語が入る中学以降は女子に有利となり逆転する

 

 

・女子は男子に比べて内申点をしっかり取りやすい

 

といった理由が考えられます。

 

それとも、都立高校の一部について調べると、

今回の報道のようになってはいるが、全体としてはまた違うのか。

 

 

興味のない大半の方には

どうでもいい内容になってきましたが、さらに続きます。

 

その先の大学受験においては、

 

東大を例にすれば男子が8割程度ですし、

他大学の受験結果などを見ても(それほど詳しくないですが)

個人的には、女子が男子より特に優位な状況である、

というわけでもないように思います。

 

これは高校入試と異なり、中高一貫生も含んだ結果になるので、

中学受験生の成績と概ねの傾向は同じと考えていいのか。

 

 

しかし、

少し前に社会問題化した、

 

私大医学部入試における女子・浪人差別について

 

「女子受験生の方が優秀なため、成績順で取ると偏ってしまう」

といった言説も一部で見られました。

 

もちろん真偽はよくわからないのですが、

もし、この点が真実であるとすれば、それはなぜなのか。

 

まあ、男子優秀層と比して、

女子優秀層の医学部志望者が多いというだけかもしれないですし、

私大医学部においてのみ見られる局所的な現象なのかもしれません。

 

何が言いたいのかよくわからなくなってきましたが、

 

中高一貫の6年の間で男女は全体的に見てどれくらい伸びるものなのか、

という点も含めて、

 

10代各層の学力状況が一体どういう状況になっているのか、

単純に興味があるということです。 

 

どうでもいい話ですみません。